インターバルトレーニングの際の推奨トレーニングスピード(鹿屋体育大学の研究)

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鹿屋体育大学①
この記事はこんな疑問を解決します!
  • 持久力UPのために、どれぐらいのスピードでインターバル練習すればイイのか?
目次

インターバルトレーニングの際の推奨トレーニングスピード

まず1000mのダッシュのタイム測定をしましょう。

そのタイムを半角数字を入力し、「計算する」ボタンを押してください。

1000mの計算

カピ

100mの誤植ではないんだゼ…

計算の中身

1000mの記録を10で割り、まず100mの平均を算出します。

その後100m、200m、400mのトレーニングスピードを算出します。その算出方法は以下の計算です。

100m:100m の平均記録マイナス1秒

200m:(100m の平均記録プラス1秒)×2

400m:(100m の平均記録プラス2秒)×4

引用した論文の要約

競泳における持久力の向上に効果的なトレーニング方法を模索している中で、心拍数160〜170/分(最高心拍数より 10 拍程度少ない心拍数)のATトレーニングが適していることが分かった。

ATトレーニングの強度を決定する方法として、

  • ①血中乳酸から求める方法
  • ②呼気ガス代謝から求める方法
  • ③日本水泳連盟方式T-30

の3つがあるが、①②は現場での測定が煩雑で、③は30分全力で泳ぐことが必要である。

そこで本研究では年 3 回(11~12月,1~3月,5~6月)に2000mを全力で泳ぐテストを実施しそのタイムから得られる100m平均タイムを基準とするトレーニングスピードを算出した。

以下の表は100mの平均記録から算出した 100m,200m,400m のトレーニングスピード

平均記録100m200m400m
1.04.01.03.02.10.04.24.0
1.06.01.05.02.14.04.32.0
1.08.01.07.02.18.04.40.0

このトレーニングを続けた結果、インカレにおける個人種目の競技成績は100m~800mの様々な種目で上位入賞を達成した。

鹿屋体育大学の研究と内容を変えているところ

ズバリ変えたところは、最初の2000m全力で泳ぐというところです。

内容を変えたことによるメリット

まず皆さん、こう思われたのではないでしょうか?

カピ

全力で2000m泳ぐとか無理だゼ\(^o^)/

そのため1000mに半減しています。もちろん1000m全力も相当キツい気がしますが、研究結果と内容が乖離しすぎるのも話が変わりそうな気がしましたので、ひとまず1000mとしました。

1000mに半減させることで、まだ現実的にできるレベルかと考えます。

想定されるデメリット

1000mの全力泳に基づくトレーニング方法では、トレーニング効果が十分に得られない可能性があります。

この研究通り2000m全力泳に基づいたトレーニング方法が、より効果的な刺激を提供する可能性があります。

ただ、インカレにでるようなバリバリ現役大学生へのトレーニングが、果たして壮年期以上の世代が多いマスターズスイマーたちに適しているのか?

2000m全力ダッシュってダラけるだけじゃないか?

25mプールのマスターズ練習会では1000mですら周回遅れが発生しまくるのではないか?

といった様々なことが考えられます。

各々のプール現場に即した、形で実施してみてください。

そもそもインターバルトレーニングとは?

「インターバル」とは中休みのこと。 水泳においては「1000mメニューを100mコースに区切って全力で泳ぎ、3分の休憩をはさみながら10本」など、長距離を短い数区間に区切って練習する無酸素運動のトレーニング

まとめ

こちらのトレーニング方法について思うところをコメントいただけると大変嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考文献

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